仮歌シンガー、仮歌アーティストという仕事があることを初めて知ったんだけど、職業としての求人募集はあるのか、ギャラはいくらか。

みなさん、仮歌(かりうた)シンガーとか仮歌アーティストという仕事を耳にしたことがありますか?僕はもちろん音楽業界とはまったく関係のない人間なのですが、一般的には知られている職業なんですかねえ。

先日、僕はネットサーフィンをしながらいろいろな動画をさまよっていたのですが、不思議な動画を発見しました。見ると、無名のふつうっぽい雰囲気の女性が、AKB48の新曲(CDリリース前の未発表曲)を録音スタジオで収録しているのです。

なんでも、このようにアーティスト本人が録音する前に、他の歌手の歌声で音源制作をすることを、業界用語で「仮歌入れ」とよぶとのこと。

 

読んで字のごとく、仮歌とは最終形ではない、仮の歌という意味だと思いますが、一応、仮歌には2つパターンがあるそうです。


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仮歌って何?

1、アーティストの新曲において、作曲家を誰にするかコンペがおこなわれる場合に提出する仮歌

要するに、あるアーティストの新曲プロジェクトが立ち上がった際、一般的には、そのアーティストの新曲のために、複数の作曲家にオファーが持ちかけられるそう。

そのアーティストなりシンガーなりが人気があるとか、旬であるとかだと、たくさんの作曲家に依頼することはとてもよく分かります。

今後売り出したい新人の場合や、最近落ち目で起死回生の1曲を、なんて歌手なんかもしかり。

なるべく、売れそうな曲がほしいですものねえ。可能性は多岐にわたったほうが、そりゃあいいに決まってます。

作曲家の方々は、当然コンペを勝ちたいでしょうから、よりイメージを伝えてくれる仮歌を制作します。

そこで、登場するのが、仮歌アーティスト(仮歌シンガー)。

アーティスト本人やレコード会社の面々が新曲を決定するときに、歌詞がある曲は、機械ではなく生身の人間が歌っているほうが、曲のイメージをつかみやすいですよね。

あと、曲だけが先行していて、そもそも歌詞がまだ出来上がっていない場合も多いそう。

初音ミクとかが歌っている音源より、無名だとしてもシンガーとしてプロの方が歌っているほうが絶対いいと思います。

さて、次に、もうひとつの理由。

2、アーティストが新曲をおぼえたり練習するための音源としての仮歌

例えば、先ほど話に出てきたAKBのメンバーなんかは、おそらく音楽的なスキルとか高くないでしょう(勝手な想像で書いてますがw)。まず、楽譜なんて読めないはず。

AKB48をバカにしているわけではなく、けっこう芸能界というか歌謡界は譜面を読めない方って多いってききますよね。(僕なんか当然ながら、楽譜見ながら歌なんて歌えませんが・・・)

楽譜の読めないミュージシャンには、こんなそうそうたるメンバーがいました。

安室奈美恵、美空ひばり、ドリカム吉田美和、桑田圭祐、小室哲哉etc

アムロちゃんは幼い頃はけっこう苦労してたみたいだから、ピアノなんかやってなかったでしょうね。

美空ひばりさんは、楽譜は読めないけど耳コピーは凄かったみたいです。

吉田さん、桑田さん、小室さんには、かなり驚きました!!

彼らは、時代を作ったカリスマたちですよ。日本のここ30年のミュージックシーンは彼らの曲なしには語れないってなもんで・・・ほんとびっくりです。

ていうか、この3人は作曲したとき、どうしているんでしょうね。自分なりの記号を書き込んでいるのか、それともボイスレコーダーなんかに吹き込んでいるのか、興味はつきません。


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職業としての求人募集はあるのか、ギャラはいくらくらいか

一応、チェックしてみると、いくつか『仮歌さん(業界用語?)』募集みたいなサイトがありました。(仮歌 募集で検索すればかなり出てきます)

アルファミュージックさんのサイトの求人募集は以下の感じでした。

仮歌さんを募集しております。シンガーを目指している方、音楽業界へあなたの歌を売り込むチャンスです。

さらに報酬もお支払いいたしますので、空いている時間を使って仮歌の仕事をしてみませんか?

下記の応募資格をご覧いただき、是非ご応募ください。尚、ご登録には審査がございます。デモ音源などをご用意くださいますようお願い致します。

同じくアルファミュージックさんによると、作曲家に喜ばれる仮歌さんは・・・

1、クセがない

仮歌は、できるだけ個性を殺せるシンガーが喜ばれるそう。また、アイドル的に  歌える方も重宝されるとのこと

2、レコーディングが早く終わる

コンペは作曲家が作曲する時間が少ないので、レコーディングがさくっといくと喜ばれるみたいです。当然編集する時間もないので声のピッチが安定しているシンガーがよいそうです。

3、提案ができる

作曲家がネタに困っているとき、ナイスな提案が出来ると喜ばれるそう。

4、交通費くらいの謝礼でやってくれる

作曲家のコンペには経費が出ないことが多いので、交通費の支給くらいであとはノーギャラでやってもらえると助かるそう。

 

他を見ても、2000円から4000円くらいのギャラが多いので、金を稼ぐ手段としての仮歌シンガーはつらいかもしれないですね。

せいぜい、プロシンガーを目指している方が、レコーディング現場を体験でき、業界のプロデューサーに声をきいてもらえるチャンスと考えるのみが妥当でしょうか。

ところで、仮歌入れによって実際、表舞台でブレイクしたアーティストさんを発見しました。

そのシンガーさんは、下の有名なあの曲を歌っている方です。

 

mao

maoさん

アーティスト名はmaoさん。曲は、『夢を叶えてドラえもん』。

失礼ながらお顔は今まで知らなかったです。

ただ、声は、あっあの声だ!!って感じですぐわかりますね。

透きとおった、本当に素敵な声ですね。毎週お茶の間の子供たちに届く声はこうでなきゃいけませんよ。

さて、maoさんですが、当初は黒須さんという作曲家の方に依頼された仮歌さんだったそうです。

で、コンペの結果、黒須さんの曲がみごと選ばれたそうですが、maoさんの歌声も同時に気に入ってもらえ、maoさん自身がドラえもんの歌を歌えることになったといいます。

ちなみに、『夢を叶えてドラえもん』はmaoさんのデビュー曲にもなったとのことで、まさに仮歌アーティストから、チャンスを掴んだのですね。
 

最後に

 
結局、仮歌シンガー、仮歌アーティスト、またの名を仮歌さん、という仕事は、職業としての求人募集はあったのですが、ギャラは交通費だけから高くても4000円くらいの仕事というかバイトみたいなものでした。

ただし、もしかしたらアーティストとしての才能を発掘してもらえば、メジャーデビューも夢ではない、そんなきっかけにつながる仕事でした。

そこのあなたも、歌に自信があり、大好きだったら、仮歌シンガー、仮歌アーティストに募集してみませんか。
 


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